SUPとは何でしょうか? サーフボード状のものの上に立って、パドルを持って何かしている人を見かけたら、それがSUP(スタンドアップパドルボード)です。
SUPは、1950年代頃にハワイで始まったため、それほど新しいものではありません。 地元のサーフ愛好家がパドル付きのボードを使い始め、今では人気のあるスポーツ・アクティビティとなっています。 最近、理学療法士は、SUPの運動が身体的な改善の利点があることに着目しリハビリテーションの1つと見なし始めています。 SUPをトライするべき理由は次のとおりです。
身体的な負荷が少ない
SUPは、関節系にストレスをかけずに運動する方法を探している人に最適です。 怪我をしたり、筋骨格系にストレスを与えたくないという方には、SUPで必要なトレーニングを行うことができます。
バランス感覚の向上
水辺に行きたくないですか? 水上ではバランスが重要です。 SUPは安定性を維持して転倒(転ぶ)しないようにするスポーツです。 実際には比較的簡単で、あらゆる年齢の人々に適したアクティビティです。 それだけでなく、SUPをすることで自身の自然に備えている落ち着きと安定性が向上します。
気分が落ち着く
さまざまな運動の中で、SUPほど穏やかなものはありません。 静かな水上とあなた自身のペースで行うことで心を落ち着かせることが出来ます。ストレスを癒し、自律神経系をクールダウンするための優れた方法としてSUPは最適です。
スタミナ
SUPのようなアクティビティの最も良い点の1つは、とても楽しいので、自分が運動していることを忘れて長い時間続けることが出来ることです。 ボード上で何時間も簡単にクルージングでき、翌日筋肉が痛むまで、この負荷の少ないトレーニングの効果を感じることはないでしょう。 SUPはあなたのスタミナを強化し、潜在的な持久力やスポーツに必要なあなたの能力を構築するための素晴らしい運動法になります。
全身運動
このような落ち着いた、運動強度が低いアクティビティであるSUPは全身に効くトレーニングになります。 SUPをするためには非常に多くの異なる体の部分を動かす必要があるからです。 腕がパドルを押し、脚がバランスを保ち、体幹がこれらの両方の運動をサポートします。
“American Council on Exercise”が行った2016年の調査によると、「ボードをより速いペースで動かすために、体幹を使い・ひねる必要性が高い」ことが、SUPが特に外腹斜筋にとって非常に優れた体幹トレーニングである理由です。 また調査によると、絶えず状況が変化する局面でバランスを保つと、腹筋が定期的に収縮し、体幹が強まることが分かりました。
有酸素運動能力
筋肉を強化するだけでなく、SUPは有酸素運動の優れたトレーニングにもなります。 “American Council on Exercise”の別の研究では、初心者と経験豊富なパドルボーダーの心拍数を調べて、「中程度の強度の運動」と見なされる最大心拍数(心拍数ゾーン2)である最大心拍数の64%に達しているかどうかを確認しました。
調査によると、初心者のパドルボーダーは、ゆったりとしたペースで移動するように指示されたときにこの心拍数ゾーンを下回りましたが、それ以外のパドルボーダーは、さまざまな速度で移動したときには心拍数ゾーン2以上に達しました。 研究者たちは、SUPが優れた有酸素運動であるためには、運動能力を高めるためには「意図的にパドルする」必要があると指摘しました。
前向きな気持ち
運動はメンタルヘルスを高めることでも知られています。 運動により生成されるエンドルフィンはあなたの幸福感と睡眠の質を高めます。 SUPのようなアウトドアアクティビティに関しては、ビタミンDを自然に補うという追加の利点もあります。これは、前向きな考え方を維持する上でも重要な役割を果たします。
オーストラリアのボンド大学の2016年の調査によると、6週間の定期的なSUPの後、参加者は身体イメージ、自尊心、学習、記憶、集中力、前向きな気持ちに大きな改善があることが分かりました。
さあ、この7つのSUPのベネフィットはSUPにトライするのに十分な理由では無いでしょうか? これらの7つのベネフィットは、SUPが非常に有効なアウトドア アクティビティであることを示しており、天気の良いときに水辺に出て楽しむため最高のスポーツといえるのではないでしょうか?
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ポラールのブログで紹介される内容は、必ずしも全ての方に当てはまるわけではございません。新しいトレーニングを試す際には、事前に医師やトレーナーと相談してください。